みやざきLFP活動報告

みやざきLFP 令和6年度 成果報告会を開催しました!

令和7年3月17日(月)、ニューウェルシティ宮崎にて、みやざきLFPパートナー、関係事業者、国・県・市町村・関係機関等の合わせて110名(会場:85名、オンライン:25名)が参加し、みやざきLFP成果報告会を開催しました。

第1部では、令和6年度に採択された5つのプロジェクトの代表者が活動内容や成果、今後の計画について説明するとともに中央LFP事務局の佐藤コーディネーターから商品やサービスの本格始動に向けてアドバイスをいただきました。質疑応答ではたくさんの質問や意見、激励の言葉が寄せられ、各プロジェクトに対する期待が感じられました。

第2部では、各プロジェクトがパネル展示や試食を行い、活発な交流が行われ大変盛り上がりました。各プロジェクトの活動がシェアされる学びの場となり、みやざきLFPの次年度に期待を繋げる成果報告会になりました。

【第1部】令和6年度採択プロジェクト 成果報告会
・西米良村希少柚子を中心としたローカル食文化価値化プロジェクト
 ゆずファクトリー 濵砂 充伸 氏
・輸出にチャレンジ みやざき輸出部の設立
 株式会社トレードメディアジャパン 篠原 裕菜 氏
・「みやざき地頭鶏」を起点とした越境共創構築プロジェクト
 一般社団法人ハチハチ 森 佑介 氏
・有機JAS 認証ピクルスによる「食の宮崎PR」プロジェクト
 株式会社ミオケン 中村 未央子 氏
・みやざきフードグリーンロジ(福岡向け貨客混載輸送サービスの開発)
 いちごポタジェ株式会社 田口 沙緒理 氏

【第2部】プロジェクトの商品展示・試食・自由交流
・西米良村香る柚子協議会
 (試食品)
  米麹と厳選素材を使用した新柚子胡椒「YUZUKOJI(ゆずこじ)」
  青柚子未利用部分を活用したアイスクリーム、ソルベ
  青柚子胡椒を活用したチーズ饅頭
  柚子を活用したゆずケーキ
  柚子を活用したゼリー
 (展示品)
  柚子を活用したクッキー
 
・「みやざき地頭鶏」を起点とした越境共創構築プロジェクト
 (試食品)
  みやざき地頭鶏の炭火焼(冷凍)
  みやざき地頭鶏手羽の炭火焼(常温)
 
・食の宮崎PRプロジェクト委員会
 ほんとうの有機野菜たち(有機JAS認証ピクルス)
 (試食品)
  柚子香る大根の甘酢ピリ辛
 (展示品)
  和風ピリ辛昆布きゅうり
  バニラビーンズ香るスイートポテト
  ミニトマトのsweetシロップ漬け
  旬の食材で洋風ミックス
 
この他、第2部では開発サービスの紹介(みやざき輸出部、みやざきフードグリーンロジ(福岡向け貨客混載輸送サービス))も行いました。

西米良村香る柚子協議会戦略会議を開催しました!

令和7年1月30日(木)、西米良村にしめら村所驛会議室にて、令和6年度のみやざきLFP強化採択事業の「西米良村香る柚子協議会戦略会議」を開催しました。プロジェクトの進捗として、フルフィルメント基盤づくり、香り分析、青果の販売・流通強化、協議会のマーケティング戦略について、消費者評価会などの実績が報告されました。開発品の試食や青柚子の香り体験、ゆず農園視察なども行われました。

みやざきLFP 令和6年度 プロジェクトの卵発表会を開催しました!

令和7年1月29日(水)、ニューウェルシティ宮崎にて、新たなプロジェクトの立ち上げ[卵]のブラッシュアップを目指し、商品開発や販路開拓に関する専門家を招いての「プロジェクトの卵発表会」を開催しました。みやざきLFPパートナー、関係事業者、国・県・市町村・関係機関等の合わせて84名(会場:62名、オンライン:22名)が参加しました。発表会後の自由交流会では、活発な意見交換がされ、ビジネスのネットワーク構築に繋がりました。

【プロジェクトの卵発表者】
■インバウンドを見据えた宮崎県生産者との連携によるヴィーガンアイス開発
 ~どんな方も一緒においしく食べられるアイスを目指して~

・発表者
 C&G Miyazaki 合同会社
 代表社員 山口 理治氏

・概要
 動物性の原料を一切使用しないヴィーガンタイプのアイスを県内の生産者と連携して行いたい。自社の技術により無香料・無着色料で素材そのものの味を楽しめる商品が開発可能である。インバウンド対応や海外展開も視野に入れ、プロジェクトを実施したい。

■塩なし柚子胡椒で健康革命!医師と看護師が宮崎から挑戦

・発表者
 株式会社Doctock
 代表取締役 丸目 恭平氏
 医学博士/循環器専門医

・概要
 国立循環器病研究センター医師(元宮崎県立病院勤務)と宮崎県の看護師が高血圧や心臓病などの循環器病を減らすため無塩の柚子胡椒づくりに挑戦中。宮崎県においては「おいしく減塩 1日マイナス2g!」というスローガンを掲げ、県民の健康づくりを推進している。柚子胡椒は様々な日本食との相性がよく、塩味に頼らない味付け・風味付けを行う事ができる。
そこで、我々は柚子胡椒を無塩で作ることで、宮崎県そして、日本の減塩に貢献する。現在試作品の製造中。今後、ビジネスモデルの構築、生産加工体制を構築、デザインが課題になると考えらえる

■伝統から生まれた「南九ブラックボール」ブランド化プロジェクト(仮)

・発表者
 南九州大学 経営戦略課
 松﨑 千穂氏  

・概要
 本大学が開発した黒皮かぼちゃの新品種「南九ブラックボール(NBB)」の普及促進のため、多業種と連携し、商品開発や販路開拓に取り組むとともに、新たなニーズ(潜在需要)の掘り起こしも行い、地域を代表するブランドとして育てていきたい。

■木城町魅力まるごとビオカレーの開発に向けて

・発表者
 木城町役場 産業振興課(有機農業推進室)
 主幹兼有機野菜推進係長 泥谷 昌尚氏  

・概要
 木城町で生産される有機農産物(畜産物)の認知度向上の為、県内外の事業者と町立「みどりの杜木城学園(中学)」と連携し、幅広い世代に好まれる商品開発(レトルトビオカレー)を行いたい。

■宮崎県オリジナル品種 種なしキンカン「宮崎夢丸」の有用性と今後の展望

・発表者
 宮崎県総合農業試験場 果樹部
 主任研究員 山名宏美氏  

・概要
 「宮崎夢丸」の品種紹介から県内一円で取り組んだプロジェクトの紹介および、現状(生産の見込み)と今後の流れ(加工品等への展開)について

【助言者】
・岸菜 賢一 氏
 (トータルフードラボ株式会社 代表取締役)
・田口 真司 氏
 (三菱地所株式会社 エリアマネジメント企画部 マネージャー)
・本山 喜之 氏
 (SHIGEN SANBI PROJECT 代表
 兼株式会社ビオスタイル マーケット事業部 シニアマネージャー)
・農林水産省大臣官房 新事業・食品産業部 企画グループ
 ローカルフードプロジェクト(LFP)担当者
・佐藤 孝弘 氏
 (株式会社アール・ピー・アイ 業務執行役員、中小企業診断士)

みやざきLFP 令和6年度 中間報告会および交流会を開催しました!

令和6年11月13日(水)、ニューウェルシティ宮崎にて、みやざきLFPパートナー、関係事業者、国・県・市町村・関係機関等の合わせて103名(会場:59名、オンライン:44名)が参加し、みやざきLFP中間報告会および交流会を開催しました。

第1部では、令和6年度に採択された5つのプロジェクトの代表者が地域の活性化、未利用資源の活用、物流や輸出など地域の社会的課題解決に向けたプランを発表しました。質疑応答ではたくさんの質問や意見、激励の言葉が寄せられ、各プロジェクトに対する事業者や生産者の期待が感じられました。

【令和6年度採択プロジェクト 中間報告】
・西米良村希少柚子を中心としたローカル食文化価値化プロジェクト
ゆずファクトリー 濵砂 充伸 氏
・輸出にチャレンジ みやざき輸出部の設立
株式会社トレードメディアジャパン 篠原 裕菜 氏
・「みやざき地頭鶏」を起点とした越境共創構築プロジェクト
一般社団法人ハチハチ 森 佑介 氏
・有機JAS 認証ピクルスによる「食の宮崎PR」プロジェクト
株式会社ミオケン 中村 未央子 氏
・みやざきフードグリーンロジ(福岡向け貨客混載輸送サービスの開発)
いちごポタジェ株式会社 田口 沙緒理 氏

第2部では、過年度プロジェクトの経過報告として、3つのプロジェクトの代表者から、商品開発過程における工夫点、実際に販売を通して得られた反響の手応え、浮き彫りになった問題点と解決すべき課題、今後の展望について発表があり、参加者に共有されました。
第1部、2部を通して、中央LFPの佐藤コーディネーターから、良かった点や工夫改善するべき点など適確なアドバイスをいただき、プロジェクトの方向性を再点検する良い機会となりました。

【過年度プロジェクト 経過報告】
・フード・リバイブ(チーズ製造時の副産物(ホエイ)を活用した商品開発)
アリマン乳業有限会社 三浦 崇 氏
・マーケットインプロジェクト(県産果実を使用したリキュール開発)
株式会社トレードメディアジャパン 篠原 裕菜 氏
・みやざきバナナ葉活用プロジェクト(バナナ葉を活用した健康飲料の開発)
ネクストファーム株式会社 黒木 俊雄 氏

第3部では、自由交流・意見交換の場として、過年度プロジェクト主体事業者からのアドバイスや開発商品の試食会など、参加者間で様々な議論や情報共有が行われました。
これまでの活動成果と新たなプロジェクトの内容が参加者に共有され、今後のみやざきLFPの活性化に期待が膨らむ報告会になりました。

みやざきLFP 食品の未利用資源に関する勉強会を開催しました!

令和6年10月28日(月)、オンライン(Zoom)にて、みやざきLFPパートナー、関係事業者、県・市町村・関係機関等の合わせて38名が参加し、食品の未利用資源に関する勉強会を開催しました。

実際に食品のアップサイクル事業をされているをオイシックス・ラ・大地 株式会社様を講師にお招きし、苦労した点、取り組んで良かった点などをご講演いただきました。質疑応答では活発な意見交換が行われ、食品の未利用資源活用の現状について理解が深まり、有意義な勉強会となりました。

【講演】
 食べるだけで食品ロス削減に繋がるブランド「Upcycle by Oisix」の取り組み
 講師 オイシックス・ラ・大地 株式会社 経営企画本部 グリーン戦略室 三輪 千晴氏     
【質疑応答・意見交換会】
 ファシリテーター みやざきフードビジネス相談ステーション コーディネーター 諏訪園 哲哉

みやざきLFP 令和6年度 第2回研修会を開催しました!

令和6年6月11日(火)、ニューウェルシティ宮崎にて、みやざきLFPパートナー、関係事業者、国・県・市町村・関係機関等の合わせて78名が参加し、令和6年度第2回研修会を開催しました。

はじめに、県からLFPで活用できる補助事業について説明があり、その後の第1部では、みやざきLFP事務局でフードビジネス相談ステーション長の柚木崎が「第1回研修会ワークショップ(分科会)の振り返り」と題して、第1回研修会では、生産者、加工業者、食品卸業者、運送業者、観光業者、デザイナー等の多様な事業者が、「未利用資源活用」、「地域活性化」、「輸出」、「観光・ツーリズム」の4つの分科会に分かれて地域課題の解決に向け、様々な意見が出されたことを紹介しました。
次に中央LFP事務局の佐藤コーディネーターから、各分科会について総評とアドバイスがありました。
①未利用資源活用分科会
 未利用資源、B級品を強調するのではなく、宮崎県内のデザイナーやコピーライターが参加者全員が取組みやすい表現(ネーミングやビジュアル)を検討してはどうか
➁地域活性化分科会
 町や村の課題を県全体でも通用し、広く共有できる仕組みづくりをアウトプットしてみてはどうか
③輸出分科会
 輸出経験豊富な事業者が参加していた
④観光・ツーリズム分科会
 単品商品だけで観光客を誘致するのは難しいため、希少性のある体験型のコンテンツと、シズル感のある県産素材を掛け合わせた企画をしてみてはどうか

第2部では、3名のパートナーが補助事業への応募を検討しているプロジェクトの説明と連携の呼びかけを行いました。
①西米良村希少柚子を中心としたローカル食文化価値化プロジェクト
 ゆずファクトリー 濵砂氏
➁宮崎県産グリーンパパイア活用プロジェクト
 パパイア王子 岩本氏
③みやざき備蓄食プロジェクト
 宮崎食研有限会社 田原氏

第3部では、各プロジェクトによるワークショップ(意見交換会)を行いました。
「西米良村希少柚子を中心としたローカル食文化価値化プロジェクト」では、多忙な生産者が柚子生産に専念できるよう、県内の事業者が連携し、商品開発や製造・販売・流通するための仕組みづくりの検討が行われました。また、西米良村の香り高い青柚子のブランド化に関する話し合いが熱心に行われました。

「宮崎県産グリーンパパイア活用プロジェクト」では、県内で生産量が増えつつあるグリーンパパイアのロス活用を目的に、運動時の栄養補給や日常でも災害時でもおいしく食べられる県産素材を複数活用したプロテインバーの開発や、グリーンパパイアの豊富な酵素に着目した新商品の検討が行われました。

「みやざき備蓄食プロジェクト」では、主に備蓄食の運送、輸出に関する協議が行われ、防災の面では、災害時の初動3日間の備えが重要であることや、家庭でのローリングストックに宮崎県の企業が開発した備蓄食が活用できるのではないかとの意見が出されました。

当研修会を通じて、各プロジェクトの課題設定や実施ステップ等を含めた事業計画作成につながる貴重な機会になりました。

みやざきLFP 令和6年度 第1回研修会を開催しました!

令和6年5月13日(月)、MRTmiccダイヤモンドホールにて、みやざきLFPパートナー、関係事業者、国・県・市町村等の関係機関が合わせて140名(会場97名、オンライン43名)が参加し、みやざきLFP 令和6年度 第1回研修会を開催しました。

第1部では、中央LFP事務局コーディネーターの佐藤孝弘氏が、「LFP4年目の現在地と、今後に向けて」と題して講演を行いました。
LFPの目的・仕組み・効果やこれまでの採択地域の説明があり、過去3年間でみやざきLFPが培ってきた、プラットフォーム活動の活発さ、チャレンジしたビジネスプランの豊富さ、形成してきた経験・人脈、県がLFPを応援するバックアップ体制など、みやざきLFPの強みを維持しつつ、今後期待することとして、宮崎県の課題と紐付けてプランを考えていくこと、『自社の商品開発』よりも、地域課題解決を想定した『ビジネスモデル』を前面に出したプランを考えていくこと、プラットフォームに集うパートナーと新しい関係を構築することなどを挙げられ、4年目だからこそバージョンアップを目指す大切さをみんなで共有しました。

第2部では、アイディアを持つ4名のパートナーが連携呼びかけを行いました。
①西米良村希少柚子を中心としたローカル食文化価値化プロジェクト
 ゆずファクトリー濵砂氏
②「農家×工場」革命的体験!RETURN to 宮崎 BAIO SEEDS の紹介
 株式会社名古屋精密金型 渡邊氏
③グリーンパパイア素材を用いたサステナブル健康食品開発
 パパイア王子 岩本氏
④宮崎の一級品たちのフードロス削減活動の提案
 Refood ジャパン 河野氏
それぞれのパートナーが事業紹介や活動内容・地域や自社が抱えている課題、また、求める連携先など、全国・世界へ届けていきたいという熱い想いをプレゼンしました。

第3部では、「新たな出会いで”新しい何か”を創出するためのアイディアを生み出す」と題して、未利用資源活用、地域活性化、観光・ツーリズム、輸出をテーマにワークショップを行いました。
参加者が一体となって、活発な意見交換が行われ、第1回に相応しい、有意義なキックオフとなりました。